チェロではA・D弦とG・C弦に異なるシリーズを使う例があります。ただし「必ず3本同じメーカーで、最後の1本だけ別メーカー」という決まりはありません。組み合わせの目的は、各弦の音色・反応・抵抗感・音量のつながりを調整することです。
なぜ低音弦を変えるのか
A・D弦では発音の明瞭さや歌いやすさ、G・C弦では低音域の反応や音の輪郭を重視することがあります。楽器ごとの特性に合わせて一部だけ変更すれば、セット全体を替えずに比較できます。ただし、異なる張力の組み合わせによる弾き心地の変化にも注意が必要です。
Larsen Originalの例
Larsen公式によると、Originalチェロ弦のA・Dはスチール芯にステンレス巻線、G・Cはタングステン巻線を採用しています。つまり同じシリーズの4本セットでも弦ごとの構造は異なります。
同じメーカー内での組み合わせもある
Larsen公式サイトには、Original A・DとMagnacore G・Cを組み合わせた演奏家の例が掲載されています。メーカーを混ぜなくても、シリーズを組み合わせて調整する考え方があることを示しています。これは一例であり、万人向けの標準ではありません。
他社製品を組み合わせる場合
弦の音名、楽器サイズ、弦長、張力、端部仕様を確認します。A・D・G・Cの音量感だけでなく、隣接弦へ移るときの音色差や弓への反応を確認してください。弦を替えても問題が解消しない場合は、駒や魂柱などの調整が関係する可能性があります。調整は専門家に相談してください。
A・D:Larsen Original / G・C:Spirocore
A・D:Jargar Classic / G・C:Helicore
交換時の注意
Larsen公式の取り付け案内では、一度にすべての弦を外さず、1本ずつ交換することを勧めています。交換中と交換後は駒の傾きに注意してください。無理に調整しないでください。
公式資料
- Larsen:チェロ製品情報と材質
- Larsen:演奏家によるOriginal/Magnacoreの組み合わせ例
- Larsen:取り付け時の注意
- Pirastro:チェロObligatoの弦ごとの芯材
弦名まで分かる実際の組み合わせ
① Larsen+Spirocore:A・D=Larsen Original、G・C=Spirocore。。
② Jargar+Spirocore:A・D=Jargar Classic、G・C=Spirocore。。
③ Jargar+Helicore:A・D=Jargar Classic、G・C=Helicore。。
上記は紹介されているセット構成です。「最も売れている順」ではありません。商品ページでは単弦、サイズ、巻線素材、張力を確認してください。




